ドラマチック英雄譚が大好きだ!(2)ハンニバルの剣
こんにちは!ディスクリエイトミュージックストアです。
邦人作品、海外作曲家作品に関わらず、
「ドラマチック」な作品は人気の的。
特に歴史上の英雄を題材にしたようなものは、
資料も多いことが多くイメージもしやすいので特に好まれるかと思います。
昨日と今日は弊社のラインナップの中からそんな「ドラマチックな作品」をご紹介します。
今日は河邊一彦氏の「ハンニバルの剣」です。
楽曲紹介はこちらです。
ハンニバル・バルカ(Hannibal Barca,BC247年年 ‐BC182年年)は、イタリアとカルタゴの戦いとして有名な第二次ポエニ戦争で大活躍したカルタゴの将軍です。
特に、ガリアから多くの騎兵や歩兵、戦象30頭まで従えて成し遂げたイタリア半島への「アルプス越え」は今でも有名な語り草となっています。
またイタリア軍との数々の戦闘は、カルタゴが滅びた後もローマ史上最強の敵として後世まで語り伝えられており,戦術家としての評価が非常に高い人物です。
この曲は、勇気と知略に長けたハンニバルの武勇を描いた作品です。
冒頭では、第一次ポエニ戦争で敗退した祖国カルタゴを復興させようと、勇壮に進軍するハンニバル軍が描かれ、中間部では重い足取りで険しいアルプス山脈を越える様子が描かれます。
イタリア軍との戦闘に次々と勝利したハンニバル、最後は歓喜のテーマが飛翔するがごとく鳴り響き、曲を閉じます。
(河邊一彦)
では、聴いてみましょう。約8分弱です。
いかがでしょうか!
これまたかっこいいね!
ハンニバルについては楽曲紹介にも記載されていますが、
古代の英雄というのは、こう、なんというか・・・そそりますよね。
演奏時間8分30秒、グレード4です。
このカッコよさでグレード4!
レンタル楽譜ですが、弊社のレンタルは最短3ヶ月から承ります。
最短の場合のレンタル料金は税抜きで7,000円です。
スコアレンタルのご注文も承っております。
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本日は以上です!
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ドラマチック英雄譚が大好きだ!(1)アレクサンドロスの栄冠
こんにちは!ディスクリエイトミュージックストアです。
邦人作品、海外作曲家作品に関わらず、
「ドラマチック」な作品は人気の的。
特に歴史上の英雄を題材にしたようなものは、
資料も多いことが多くイメージもしやすいので特に好まれるかと思います。
今日と明日は弊社のラインナップの中からそんな「ドラマチックな作品」をご紹介します。
まずは石原勇太郎氏の「アレクサンドロスの栄冠~吹奏楽のための伝説~」です。
楽曲紹介はこちらです。
本作は千葉県八千代市立東高津中学校吹奏楽部(顧問:田中しをり先生)の委嘱によって作曲した作品です。
古代の英雄アレクサンドロス3世は、その短い生涯の中で数々の戦いに挑み、多くの勝利を収めています。
いくつかの有名な戦いもありますが、本作では特定の戦いを描写することよりも、アレクサンドロスの心理的な面を表現することを試みました。
全体は8つの部分から構成されています。しかし、それぞれの部分は独立したブロックというよりも、むしろ物語の1ページとして機能しています。
全体が冒頭部分で提示されるいくつかの主題と、その動機によって統一され、最後の大団円(最後が祝祭的に聴こえるか悲愴的に聴こえるかは聴く人によると思います)に向かって突き進んでゆくのです。
本作における重要な主題は以下の通りです。
●冒頭Tp.とTb.で奏されるファンファーレのような「アレクサンドロスの主題」
●21小節目でA.Sax.とHr.で奏されるグレゴリオ聖歌を思わせる「不安の主題」
●練習番号Gで提示される「希望の主題」
●練習番号Tで提示されるクライマックスの「勝利の主題」
史実として残されているアレクサンドロスの人柄や功績、数々のエピソードなどだけでなく、色々な可能性を想像しながら、2000年以上前の勇敢な人物像を皆さんの音で創り上げてみてください。
(石原勇太郎)
では、聴いてみましょう。約7分です。
MIDI音源ですが、雰囲気はつかめるかと思います。
アレクサンドロスの栄冠~吹奏楽のための伝説~ 石原勇太郎 作曲 (MIDI)
いかがでしょうか!
かっこいいね!
アレクサンドロス3世というのは、
アレクサンドロス大王、またはアレキサンダー大王と呼ばれる人です。
古代ギリシャのマケドニアの王で、歴史上2番目に支配地域が広かった人物です。
(ちなみに1位はぶっちぎりでチンギス・ハーン)
「イッソスの戦い」の絵は超有名ですよね。
作曲家の石原氏は、
2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲
「天空の旅―吹奏楽のための譚詩―」
の作曲者としてもおなじみですね。
参考音源では7分に収まっていますが、
演奏時間8分30秒、グレード3です。
このカッコよさでグレード3!
しかも小編成向きなんですよね。
オプショナルパートを除いた編成は下記。
Piccolo
Flute 1
Flute 2
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone
Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
F Horn 1
Trombone 1
Trombone 2
Euphonium
Tuba
Timpani
Perc. 1:
Snare Drum
Suspended Cymbal
Triangle
Rainstick
Glockenspiel
Perc. 2:
Bass Drum
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Tubular Bells
Vibraphone
ぜひ演奏会で取り上げてみてください。
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クラシカルなオープニングピースはいかが?
こんにちは!ディスクリエイトミュージックストアです。
演奏会の1曲目をどうするか、結構悩みますよね。
ドカーンと派手なオリジナル作品?
それともクラシカルアレンジ?
今日はその中間を行く「クラシカルなオリジナル作品」をご紹介します。
平野達也氏の「ペンテコステ~吹奏楽のための祝典序曲~」です。
楽曲紹介はこちらです。
私はクリスチャンでもなく、傍らにあったエル・グレコ(1541-1614)の画集を開き、そこにあった「ペンテコステ」という画がとても神々しく、気に入ったので、そのまま使うことにしました。
作曲当時、講義でモーツァルトの「レクイエム」のキリエを取上げておりましたので、そのような影響はあるのかもしれません。
思い返すと私の中では随分前からモーツァルトとエル・グレコはつながり合っていたような気がします。それは確かな技術に支えられた創造という点においてです。
曲は祝典序曲ですので式典や祭典、お祝いの機会に演奏されることを念頭におき、華やかに堂々としたものを目指しました。
また演奏会形式での「序曲」としても充分に使えると思います。
モーツァルトとエル・グレコの劇的且つ清澄なる作品群は、決して天賦の才能によるものではなく人間的努力のたまものだと思います。
我々も音楽にはそのような態度で臨みたいものです。
そういう音楽や演奏はきっと神々しい輝きを放つに違いないのですから。
(平野達也)
では、聴いてみましょう。約5分ですのでお付き合いください。
いかがでしょうか!
吹奏楽オリジナルらしい響きもありながら、
クラシカルな品のある落ち着きもあり、
特に演奏会でオリジナルもアレンジも取り上げるような場合の演奏会序曲として最適かと思います。
演奏時間5分30秒、グレード4です。
スコアのみのご注文も承っております。
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