【吹奏楽 選曲のコツ】難しい曲=お客様が満足する曲?じゃないですよね
こんにちは!ディスクリエイトミュージックストアです。
不定期連載【吹奏楽 選曲のコツ】です。
今日のタイトルは「難しい曲=お客様が満足する曲?じゃないですよね」です。
なんとなく感じていること、また実際に演奏会で感じることなのですが、
「これ、選曲の際に難易度についてどう捉えてるんだろう」
と思うような場面に遭遇することがあります。
かっこいいから、演奏したかったから、
という理由(難易度は意識していない)もあると思いますし、
難しいほうがウケが良さそうだから、
難しいほうが上達しそうだから、
難しいほうが良い曲っぽいから、
と言う感じで難易度先行で曲を決めてる場合もあるかもしれません。
なんでこんなことを考えるかと言うと、
だって演奏傷だらけで聴くに堪えないんだもん
という演奏会に出くわすことがあるからです。
難しい作品にトライする、という意気込みは良いと思いますが、
それが集客につながるとかお客様の満足につながるとか、
ましてや「難しい=良い曲、簡単な曲=悪い曲」
なんて考えていてはよろしくないかと思います。
出版社グレードが低かろうが高かろうが、
どっちにしても良い作品に仕上げるのは最終的には奏者だと思いますし、
お客様に満足していただくことを最優先にするのであれば、
背伸びどころじゃない無茶なプログラミングはしないはずです。
コンクールの影響なんでしょうか、
そういうプログラミングをちょいちょい見かけるので、
「ああこの演奏会、お客さんはグチャグチャな演奏聴かされるのかな」
などと冷めた目で見ているときがあります。
自主公演はコンクールと違って、
1曲あたりの練習時間が少なくなる場合が多いでしょうから、
難易度が低い作品にも「チャレンジ」してほしいですね。
譜面が簡単なほど音楽の難しさを痛感出来ると思いますよ。
どうせ時間を使うなら、指使いなどに延々と時間を使うよりは、
どういう音楽をするべきか考えることに時間を使ってほしいものです。
個人的な話ですが、前に所属していた楽団で演奏会をしました。
練習時間のわりに高難度なプログラムで、出版社グレードはほとんど5です。
時間がないので最初の曲だけグレード3の作品にしました。
それぐらいであれば曲はすぐに通るメンバーだったので初見で通ります。
そのグレード3の曲の残りの合奏コマは音楽性を高めることに集中できました。
もちろんバンドの幹部や選曲に携わった方々は
メインの高難度プログラムを評価してほしかったんだと思いますが、
アンケートの結果、一番評価されたのは最初の曲、グレード3の作品でした。
残りのプログラムは酷評です。
興味深いですね。
お客様の耳は正直です。
日本の場合、出版社グレードも基準がバラバラなので
(基準がないといっても良いでしょう)
あまりグレードは参考になりませんが、
弊社の作品はいまのところ、
グレード3(中級)
グレード4(中~上級)
が多いですよ!
ということで・・・
いつものアレいきますか・・・
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なかにはMIDI音源もありますが11曲あります。
MP3ではないのでCDR対応のCDプレーヤーでも聴けます。
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本日は以上です!
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